そもそも皆さんが目にする伸び縮みする「ゴム」は原材料となる生ゴムに硫黄などを加えて熱し、ゴム分子を強固に結合させ、形を作る過程で弾性・強度などゴムの性情を改善しています。
 その成型する際に熱によって反応する接着剤を非接着体(金属やプラスチック)に塗り、ゴムの加硫と同時に金型の中で接着することを加硫接着といいます。

成型と接着が同時にできる一見お徳なこの方法ですが、実はものすごく下準備が必要です。
なぜなら絶対に剥がれてはいけない箇所に使われることが多いからです。

  • 後接着に比べ遥かに強固な接着力。
  • 耐熱性に優れ、高温化にも対応可能。
  • 接着剤自体にゴム弾性があり、衝撃や応力に対して強い力を発揮。
  • 被接着と同時に成型するので複雑な形状のモノにも適応。
  • 同時に成型するため異素材同士の面もピッタリ平面に。